【合格体験記】LinuC Level2 201に合格したので合格までのロードマップを出す
4月某日、LinuC Level2 201を受験し、666点で合格しました。
学習期間は約2週間、勉強時間は約28時間でした。
この記事では、実際に使った教材・勉強ロードマップ・試験の難易度感を、受験者目線でまとめます。
この資格を受けようと思った理由
LinuC Level1からのモチベーション
以前の記事 でも記載しましたが、直近でLinuC Level1を取得しており、この調子で、さらにLinuxの知識を深めたい気持ちが強くなり、受験しました。
会社の資格報奨制度の獲得のため
他の資格合格体験記でも記載しているように、私が所属している会社ではIT系の資格に対して報奨金制度が開始されました。LinuCについても報奨金対象となっており、こちらも資格取得の後押しとなりました。
想定読者
- これからLinuC Level2 201を受験される方。
- LinuC Level1を取得されている方。
この資格について
LinuCとは
まず、LinuCとはLPI-Japan が運営する、Linux技術者向けの認定資格です。 Linuxサーバの操作・構築・運用に関する知識を体系的に学べます。
主に以下のような方に向いています。
- Linuxの基礎を学びたい方
- インフラエンジニアを目指している方
- サーバ運用・保守業務に携わっている方
- IT資格で基礎力を証明したい方
LPICとの違いについて
Linux系資格としては、LPIC も有名です。
以前はLinuCとLPICは関係が深い時期もありましたが、現在は別資格となっており、試験制度や運営元も異なります。
ざっくり言えば、
- 日本国内での学習しやすさ・情報量を重視するなら LinuC
- 海外知名度やグローバル資格ブランドを重視するなら LPIC
というイメージです。
私は会社の報奨金制度の仕組みからLinuCを選択しました。
Level2 について
今回受験した LinuC Level2 は、Linuxの中級レベルに位置づけられる資格です。
公式には、
仮想環境を含むLinuxのシステム設計・ネットワーク構築において、アーキテクチャに基づいた設計・導入・保守・問題解決を行うことができます。
とされています。
少し噛み砕いて言うと、
- Linuxサーバの設計・構築ができる
- WebサーバやDNSなど各種サービスの導入・運用ができる
- ネットワーク設定やルーティングの理解がある
- システム障害時に原因調査・復旧対応ができる
- 複数台構成や仮想環境を意識した運用ができる
このあたりの知識を証明する資格だと感じました。
Level1 が「Linuxを扱えるようになる資格」だとすれば、Level2 は「Linuxサーバを運用・構築できる資格」という印象です。
実務でLinuxサーバに触れるインフラエンジニア、社内SE、クラウドエンジニアあたりには特に相性の良い資格だと思います。
Level2 201について
201試験 は、LinuC Level2認定に必要な2科目(201 / 202)のうち、前半にあたる試験です。
主にLinuxシステムの設計・運用・トラブルシューティングに関する内容が出題されます。
具体的には、以下のような分野が中心です。
- システムの起動とLinuxカーネル
- ファイルシステムとストレージ管理
- ネットワーク構成
- システムの保守と運用管理
- 仮想化サーバー
- コンテナ
難易度としては、「中 〜 やや高」になると思います。
- Level1 と比較すると、単純なコマンド暗記だけでは対応しにくく、仕組みの理解が求められます。
- Linuxサーバの運用経験がある方であれば、比較的取り組みやすい内容だと思います。
- 一方で、実務経験が少ない方や学習段階の方にとっては、やや難しく感じる場面もあると思います。
Level1 が「Linuxを使うための基礎試験」だとすれば、201 は「Linuxサーバを管理するための基礎力」を問われる試験という印象でした。
範囲は広めですが、出題内容は実務でも役立つ知識が多く、理解しながら学習するとかなり力が付く試験だと感じました。
受験情報
あくまでも私が受験したタイミング(2026年4月時点)の受験情報です。
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試験時間
- 90分
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問題数
- 60問
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受験料
- 16,500円
- ただし、 ping-t などの一部のサイトにて割引バウチャーを購入することができます。こちらで購入した場合、15,400円で受験することができます。
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受験方式
- CBT方式
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合格基準
- 公式には非公開ですが推定ではおおよそ65%と言われています。
私の受験前スペック
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業務、趣味ともに多少の利用経験がありました。
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ただし、主にデスクトップとしての運用が主でサーバ運用は遊び程度でしか触ったことがないため、勉強の中で初めて覚える知識も多くありました。
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LinuC Level1はすでに取得済みの状態での受験となりました。
合格結果
- 合格(試験回数1回)
- 666/800点
学習期間 / 勉強時間
学習期間
- 3/30 ~ 4/11
- 4/12受験
勉強時間
- 平日2時間
- 休日4時間
- 計 約28時間
使用教材と評価
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Linux教科書 LinuCレベル2 Version 10.0対応
- いわゆるあずき本です。教科書として利用しました。
-
- 問題集として利用しました。
合格までの勉強ロードマップ
(フェーズ1)教科書の読み込み(3時間)
- ひとまず、教科書をざっくりと全ページ読み込みました。
- 教科書から完全に覚えるのは、私は無理なのでざっくりで「へーこんな技術あるんだー」くらいの認識で覚えました。
(フェーズ2)問題集による知識の定着(残時間すべて)
- 残りの時間はすべてping-tでの問題集を解く時間に当てました。
- Level40に到達を第一目標とし、その後は模擬試験を解き続ける形で時間を使いました。
- 問題を見たら、選択肢を見なくても答えがわかるまで暗記しました。
- ping-tの模擬試験で安定して8〜9割取れる状態で本番に臨みました。
試験本番の感想
本試験にはNDAがあるため、具体的な問題の内容については触れることができませんが下記のような印象の試験でした。
- 学習に使った教材との大きな差異はありませんでした。
- 初見に近い問題は1割程度で、それ以外は十分対策可能な範囲でした。
- 試験そのものの難易度としては、ping-tと比べても簡単と感じる問題が多くなっていました。
合格のための重要ポイント
- 今回の試験については、大枠としては学習法は間違っていなかったのではないかと思います。
- 時間がある場合には、仮想環境などで一度Linuxに実際に触れてみることが大事だと思います。
- 試験本番の問題はping-tと比べて簡単に感じるものが多かったため、ping-t模試で8〜9割安定していれば、本番合格圏だと感じました。
実務で役に立つか
- Linuxの特に「サーバ構築」に関する知識を身につけることができるため、業務にてLinuxをサーバ用途として利用される方には十分に役に立つ知識であると感じました。
- Level1と比較すると、細かい暗記偏重の内容は少なく、実務につながる知識が多い印象でした。
おすすめ度
- Linux未経験エンジニア:★★★★★
- インフラ志望の学生:★★★★★
- 開発職でLinuxを触る人:★★★★☆
- 資格だけ欲しい人:★★★☆☆
これから受験する人へのアドバイス
- 問題集をしっかり回し、頻出分野を押さえれば十分合格を狙える試験だと思います。
- 個人的には、201はストレージ・起動・カーネルなどLinux本体寄りの内容が多く、Level2の入口として先に受験しやすいと感じました。
次に狙える資格
- LinuC Level2 に認定されるためには、もう一つの科目である202試験に合格する必要があります。
まとめ
- LinuC 201は、Linuxをデスクトップ用途で使っている人が、サーバ構築・運用の知識を体系的に学ぶ助けになる資格でした。
- 興味がある方は、ぜひ取得を目指してみてください。
最後に一言
本文とは関係ありませんが、この記事執筆当日に次試験である202に合格しました。 近々、こちらについても記事にしていきたいと思います。
編集履歴
- 2026/04/29 初版